ハロー、コンラッドです。
今日は声の話題です。
もう随分前のことですが、
久しぶりに高校時代の恩師と飲んでいた時、
その先生が言いました。
「俺ももうダメだ。昔は、授業中に教科書を読み上げていると、
声が教室のてっぺんを突き抜けるように出ていたんだけど、
最近はもう出ない」
その先生は国語の先生だったのですが、
痺れる様ないい声の先生だったんです。
声の事って、気にならない方は全く気にならないでしょう。
ですが、声楽家・歌手の方の方はもちろん、
我々のようなインストラクターにとっても声が気持ちよく出る事は重要です。
10年近く前、
僕もレッスンをしていて声が出づらい回が続いて、
少し集中的に息の出し方を試していた事がありました。
無事に声の調子は回復し、
以前よりも声の出し方についての理解が深まりましたが、
「ああ、こうして声はシワがれていくんだな」
と思った出来事でした。
歳を取ってくると声がしわがれてくるのは、歳のせい、というよりは、
声を出そうとする時に、喉のあたりの筋肉が緊張してしまって、
そこを息が通ろうとするからだと思っています。
すきま風のようにヒューヒューと音がするんですね。
気になる方は、是非声の出し方の研究をしてみて下さい。
どんな風に研究するか? 色々方法はあると思いますが、
50音を1つ1つ、どうやって出したら喉に負担がないか、
とチェックしていくといいですよ。
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